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もう5年程前のですが、岡山の方へ行っていた友人からのお土産で、ぶどうを戴いた時のことです。

食べ比べしてみたかったという彼女の発想で、色々な種類のぶどうが数粒ずつ紙箱に入っていました。
形も色々も違う小さな房を指差し、ひとつひとつ名前を教えてくれました。それは初めて聞くような名前ばかりで、もう全然覚えていませんが、確か“安芸”と付いたものがあったかなー。

果物の色にめっぽう弱い私は、その皮の中から薄っすら光っていような透明感のある色に、しばらく見惚れていましたが、みずみずしく美味しそうな誘惑に勝てるはずもなく、一粒パクッ。

それまで好きでも嫌いでもなかったぶどうが、大好きになった瞬間でした。

写真のお皿は、先日観たエドワード・ゴーリー展に感化されて制作したゴーリーシリーズです。

シンプルな市松模様ですが、塗り潰しているわけではなく全部線。ゴーリーの描く“壁紙”がとても美しく、あんな風に描いてみたいと思って作りました。

そして、今読んでいる本がコレ。怖いだけではなく、ユーモラス。脳内では彼の絵がアニメーションのように動いて楽しいです。

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