2014-04-23-13-18-21


今月に入って、連日のように窯を焚いています。

窯焚きは半日以上かけて、温度を上げ、還元作業(窯の焚き方のひとつ。窯の中をガスバーナーなどの炎を使って、酸欠状態にします。)をしたりして、焚いてゆきます。
蓋を開けられるのは、ほぼ同じ時間をかけて冷ましてから。
作るものや作り手によって多少の差はありますが、長い時間がかかる作業です。

先日、窯を焚いている時に、うっかり二つのミスをしました。
大事に至るようなものではなかったのですが、でも、このミスのおかげで判ったことがありました。

それを窯屋さん(陶芸窯を専門に作っているところがあるんです。)に話してみると、更に判ったことをがあって・・・。ずっと悩んでいたことに、少し光が見えてきました。
失敗から学ぶことがあると聞きますが、本当にそうなんだなぁ。

ずーっと苦手だった窯焚き。

独立した頃、半年以上まともに焚けず、このまま、ずーーーーっと上手く焚けないんじゃないかと、泣きたい気持ちで過ごしました。その時は、ずいぶん色々な人にアドバイスをいただきました。
季節の便りの端にちょこっと書いたら、心配して、すぐに電話をくださった先輩もいました。

今は笑い話にできるくらい、いい思い出になっています。


写真:
還元をかけている時に、窯のガス抜き穴から出ている炎です。
この炎の色や長さや形がなかなか大事なんです!