2015-01-24-14-06-03


久しぶりに晴れたので、器がよく乾き、仕事が進んで、気分もスッキリ。
お天気が良いと、削り終わった器を外に干すことができて、とても助かります。

今月は素地作りをしています。
来月は絵付けをして、窯焚きをする月。一ヶ月ごとに素地作りと、絵付けをする月を設けています。概ね、このサイクルで一年の仕事をしています。
注文をいただいてもすぐに納品できないのは、そのためです。

同じ仕事を一ヶ月まとめているのは、ひとつの仕事の数をこなすため。ロクロ成形でも絵付けでも、数をこなすと手が慣れてきます。手が慣れると、ロクロ成形では形が綺麗に整って、大きさも揃ってきます。絵付けでは、筆で描く線が伸びやかになってきます。
私は、それがとても大切だと思っています。

例えば、ジョナサンのマグカップ。描き始めは、ジョナサンの形が不揃いだったり、間隔がバラバラなのが目立ちます。それが5個、10個と描き進めていくうちにまとまってきて、ひとつの模様になっていきます。
もっとも、ひとつのマグカップの中でもよく見ると、眠そうな目の子がいたり、ぽっちゃりさんがいたり、しゃくれアゴちゃんがいたりしますから、まとまるといっても私の感覚的な事かもしれません。
でも、そんな愛すべき不揃いちゃん達が好きだという方も結構いらっしゃいますので、個性は大切にしないと(^_^)

あなたがお持ちのジョナサンは、何番目に描いた子でしょう?ひとつの器の中でも、最初に描いた子はどれでしょう??
そんな事を想像してみるのも、楽しいかもしれません。

前職の窯元に勤めていた時は、今とは桁が違うほど毎日たくさん作っていました
。慣れるということを考えなくても、毎日が慣れた状態だったと思います。

独立して、色々なことを一人でしなければならなくなり、器だけを作っていた時のようにいかなくなりましたが、その分頭を使って、工夫できたらと思います。


追伸:
前回blogの更新をしたら、メールをいただきました。いつも声をかけてくださって、本当にありがとうございます(^_^)