寒い時期についつい後回しにしてしまう仕事、それは粘土を再利用するための準備です。汚れるし洗い物も多いし、なにより乾きが遅い!
さて、粘土は焼成する前なら何度も再利用できます。ですから、高台などを削った時に出た削りカスを、袋などに入れて置いておきます。
その削りカスをよく乾燥させて、水に溶かし攪拌器でよくかき混ぜて、とろとろの状態にします。こし器に通します。それをTシャツなどで包み、水分が自然に抜けるのを待ちます。
水分が抜け、手で揉めるくらいの硬さになったら形をまとめて、これ以上水分が抜けないようにビニール袋に入れて、半年から一年寝かせます。寝かせる時間を取ることで粘土に粘りが戻り、また使えるようになります。私はそれを新しい粘土と混ぜて使っています。
粘土は石川県の粘土屋さんから送ってもらっています。ゆうパックで!こんなものも送ってくれるんですよ(^_^)
石川県は九谷焼が有名です。それは花笠陶石という磁器を作る主原料になる石が採れるから。全国の磁器の産地、例えば有田焼や砥部焼などでも陶石が採れます。
九谷焼の土は、焼成すると少しグレーがかった青白い肌になるのが特徴です。